社団法人日本将棋連盟 羽生善治 将棋で鍛える『決断力』DS

小学校1年生のときに将棋に出会った羽生少年は、
小学生名人となり、やがて最強のプロ棋士へと成長する。
この間、羽生善治の脳に何が起きたのだろうか。
将棋が脳に与えるすばらしい影響と、
将棋の魅力について、脳科学者の茂木健一郎が解き明かす。

将棋を覚えて決断力を身につけよう

思考力や決断力…。将棋を通して様々な脳の力がつくと語る羽生さんと茂木さん。
思考力や決断力…。将棋を通して様々な脳の力がつくと語る羽生さんと茂木さん。
[茂木]羽生さんは、「決断力」っていう本を出されていますが、「決断力」というDSのソフトもあるんですよね。

[子どもたち]知ってる!持ってる!

[茂木]持ってる?みんなさ、DSとかって聞くとなんでそんなにパワフルになるの?羽生さん、決断力も、将棋で身につきますか?

[羽生]決断するときに、一番必要なのは、他人のせいにしないで、自分で結果を受けとめるという覚悟です。決断した結果が自分に回ってくるという体験を将棋で重ねることで、決断力が磨かれていきます。

[茂木]高学年の女の子、2月14日に誰にチョコレートをあげるかって、決断したか?それも大事な決断。それから、家族でごはんを食べに行ったとき、ハンバーグにするか、鳥の唐揚げにするかって決断してるだろう。

[子どもたち]決断できな〜い!

[茂木]自分で選ばなければいけません!その結果、どういうことになっても自分で引き受けなくちゃいけない。

[羽生]おいしくなくてもそれは自分の責任。次は違うのにしようと思う。それが学習していくということです。

[茂木]お父さんやお母さんが選んでくれて、それがおいしくなかったとしても、あまり身にならないってことですね。

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2009年12月14日に足立区竹の塚小学校で行われた羽生善治氏と茂木健一郎氏による特別対談授業を再構成しました。

このサイトは社団法人日本将棋連盟発行小冊子「将棋は脳を育てる」の内容をホームページ化したもので、
より多くの方にご覧いただくことを目的に公開されています。