「毎日、家事や子育てに追われ、イライラしてばかり……」「子育てに悩んでいるのはうちだけなのかな?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。こころにも時間にも余裕をもち、子育てを楽しんでいる家庭を見ると、「うちと何がちがうのだろう?」と不安を抱え込んでいるのではないでしょうか。
この記事では、子育てを楽しむためのコツをご紹介します。ぜひ参考にして、余裕のある子育てライフを送ってくださいね。
目次
子育てを楽しめない理由
子育てを楽しむためにはまず、いま楽しめていない理由を知ることが大切です。そこで子育てを楽しめない理由を解説します。楽しめない理由がわかるからこそ、どうすれば楽しめるのかを考えられるようになりますよ。
子どもと意思疎通ができないから
おなじことを何度も言っているのにやってくれない、叱っても泣いてばかりで伝わっている感じがしない、など子どもと意思疎通ができていないと感じるときに子育てが楽しくないと感じますよね。「伝え方がまちがっているんだろうか」「子どもの成長が遅いんだろうか」と不安ばかりが募ってしまいます。
親の思いどおりにならないことばかりだから
子育ては親の思いどおりにならないことばかりです。とくに子どもが小さい場合は、子ども中心の生活となるため、たてた予定のほとんどを達成できずに一日が終わることも珍しくありません。頭ではわかっていても思いどおりに毎日を過ごせないことは、子育てを楽しめずイライラする原因になります。
他者からの評価を得にくいから
会社であれば、自分の頑張りに対して、昇給や昇進など目に見える形で評価を得られます。しかし子育ては、他者からの評価を得にくいものです。
たとえば、子どもがハイハイできるようになった、自転車をのれるようになったという成長をしたとき、パパ・ママは子どもを褒めますが、できるようにサポートしてきたパパ・ママが褒められることはあまりないでしょう。
子育てをすることは当たり前と思われているところがあるため、他者からの評価を得にくく、ふとしたときに報われない気持ちになってしまいます。
「よい親でなくちゃならない」と考えすぎるから
子どものために「よい親でなくちゃならない」と考えすぎて、プレッシャーになってしまいます。「人に迷惑をかけていないか」「ちゃんとしつけができていると人から思われているか」と両親や義理の両親、さらには周りの人たちからの目が気になって、子育てを楽しむことができません。
「子育てが楽しい!」と思える瞬間は?
反対に「子育てが楽しい」と思える瞬間もあるはずです。多くの人が子育てを楽しいと思えた瞬間を紹介します。あなたもおなじように思ったことがあるはずですよ。
子どもの成長を目の当たりにした瞬間
・ハイハイができるようになった
・歩けるようになった
・三輪車をこげるようになった
・自転車にのれるようになった
・友だちにおもちゃをゆずれるようになった
そんな子どもの成長を目の当たりにしたとき、いままでの子育ての頑張りが報われるような気がして、子育てが楽しいと思えるのではないでしょうか。
素直で純粋な愛情表現をしてくれた瞬間
「ママ大好き」「パパ大好き」「いつもありがとう」など、突然子どもから素直で純粋な愛情表現をしてくれたときは、いままでの楽しくなかったことが吹き飛ぶくらい幸せを感じて、より愛おしく思えることでしょう。
子育てを分担できていると感じた瞬間
保育園・幼稚園の送り迎えはパパ担当、夕飯の支度はママ担当、お風呂は交代で、のように子育てを分担できていると、精神的に余裕をもてます。お互いに励まし合ったり、褒め合ったりすることで、より子育てが楽しいと思えますね。
こころに余裕を!子育てを楽しむコツ10
子育てを楽しむために大切なことは、こころに余裕をもつことです。こころに余裕があれば、思いどおりにいかないことそれ自体も楽しめるかもしれません。そこで、具体的に子育てを楽しむコツを10個紹介します。
1.自分と他人を比べない
自分よりもしっかり子育てできているように感じるパパ・ママがたくさん周りに見つかるでしょう。無意識に比べてしまって落ち込んでしまうかもしれませんが、子育ては競争ではありません。そもそも子育ては正解がないものです。あなたが子育てに精一杯向き合うこと、それだけで十分ですよ。
2.何事も完璧じゃなくてOK
家事も子育ても頑張りすぎないことが大切です。家が散らかっていたとしても「こんなものだ」「しょうがない」とあきらめる気持ちも必要です。何事も完璧じゃなくてよいという気持ちをもちましょう。
3.休むことに罪悪感をもたない
頑張ろうと思っているのに、からだが気怠く動かないことも。子育てをすこしがんばりすぎているというからだのサインです。体調不良を感じるときは罪悪感をもたず、思い切って休んでみましょう。休むことも子育てを楽しむには欠かせません。
4.子どもをコントロールしようとしない
自分の子どもでも、自分とはちがう人間であることをしっかり意識します。子どもを自分の思いどおりにコントロールしようとしてもうまくいきませんし、子どももパパ・ママも疲れてしまいます。子どもが納得して動いてもらえるように、一緒に考えたり行動したりすることが大切です。
5.自分だけの楽しみをつくる
子どもが面白い行動をしたときや嬉しかったときのことをノートに書く、写真や動画にのこすなど自分だけの楽しみをつくります。イライラを感じていた子どもの行動も「将来の面白いネタができた」と思えば、ほほえましくなりますよね。
6.子どもとのコミュニケーションに集中する
子どもとお出かけするとき、子どもが話しかけてきたときなど、子どもとコミュニケーションを取るときには、そのことに集中します。家事などやることが多くて片手間に相手してしまうときもあると思いますが、子どもがどんなことを考えているか、どんなことを伝えたいのか集中して受けとることで、子どもの気持ちがわかり、子育てを楽しめるようになります。
7.小さなことでもいい、子どもの成長を実感する
すこしだけど片付けができた、歩ける距離が伸びた、おもちゃをゆずれるようになった、そんな小さなことでも、たしかに子どもが成長していることを実感するように意識します。また三輪車であれば家の中でも遊べていつでも練習できるため、子どもの成長を実感しやすくおすすめです。
8.育児の悩みを共有できる人や場所をもつ
子育てを一緒に楽しめる親のつながりをつくります。保育園や幼稚園のママ友もよいですし、三輪車や自転車を子どもに買って一緒に公園へお出かけしたときにママ友と出会うこともあるでしょう。育児の悩みを気軽に共有できる人や場所をもつことができれば、気持ちが楽になります。
9.子育ても家事も分担する、楽しさを共有する
パパ・ママで子育ても家事も分担します。いままでひとりでどちらもやっていたのであれば、時間もこころも余裕ができて子育てを楽しめるようになります。また子育てや家事の役割が少なかったパートナーも参加することで、子育ての楽しさを共有できるようになり、ひとりよりも楽しめますよ。
10.いまこの瞬間に集中し、大切にする
子どもが親に甘えたりわがまま言ったりする期間は、振り返るととても短いものです。いまこの瞬間を大切にして愛してあげると、子育てを楽しめるようになります。いままでつらいと感じていた悩みも「それもいまだけなのか」と思えば、急に愛おしく感じられるものです。
女の子の子育てを楽しむポイント
一言で子育てといっても、女の子か男の子かによって楽しむポイントは異なります。子育てを楽しむうえでもとくに、女の子の子育てを楽しむポイントを2つ紹介します。
一緒におしゃれを楽しめる
女の子の子育てでママが楽しめるのは、一緒におしゃれができることでしょう。ママ好みの服を着せてリンクコーデを楽しんだり、ママのアクセサリーを子どもにつけさせてあげたりと楽しみがいっぱいです。
おしゃべりでストレス発散!
子どもが成長すると、我が子でも友だちのような感覚でおしゃべりしてストレスを発散できます。好きな俳優の話や人気のお店の話などさまざまな話題で楽しめるでしょう。
男の子の子育てを楽しむポイント
続いて、男の子の子育てを楽しむポイントです。
一緒にからだを使った遊びをして、運動不足解消!
男の子は、からだを動かすことが好きな子も多いです。カブトムシを捕まえに行ったり、追いかけっこしたり、自転車や三輪車で一緒にお出かけしたり、一緒にからだを使った遊びをして運動不足を解消しながら楽しめます。
毎日が驚きと発見の連続
男の子はパパ・ママが想像もつかないようなことをしてきます。何を思ったらそんなことができるの、と毎日が驚きと発見の連続です。次は何をしてくるんだろうとわくわくする気持ちをもてます。
まとめ
あなたとあなたの子どもにあった、子育てを楽しむコツは必ずあります。子育てが楽しくない、つらいと感じたときにはひとりで抱え込まず、家族や地域の相談窓口に悩みを相談して助けてもらいましょう。子育ての悩み相談に関するこちらの記事も読んでみてくださいね。
ときにはひとりの時間をもつことも大切です。頑張りすぎず、いましかない子育てを楽しんでください。
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