子どもが自転車の練習を始める年齢にさしかかり、いつから練習を始めようか迷っているパパ・ママも多いのではないでしょうか。自転車事故の心配や、子どもが自転車の練習に挫折してしまうおそれがあることから、自転車の運転を子どもにすすめるのをためらう方もいます。
しかし自転車での運動にはさまざまな効果があるほか、子どもの頃から自転車にのる習慣を身につけることによるメリットもたくさんあるのです。
今回は、自転車の運動効果と子どもが自転車にのるメリットについてご紹介します。
目次
自転車の運動にはどんな効果がある?
自転車の運転には「なんとなくからだによさそう」というイメージはあるけれど、具体的にはどの程度の効果があるのかわからないという方もいますよね。
そんな方に向けて、まずは自転車がもつ運動効果を解説します。
①からだへの負担が比較的少なく、長期的な運動の継続がしやすい
自転車を使った運動である「サイクリング」は、ランニングやウォーキングと比べると足腰や膝に負担がかかりにくいため、日頃運動が習慣になっていない方が始めてもケガをしにくい特徴があります。からだへの負担をおさえながら、長期的に運動を続けやすく、体調を見ながら1時間以上の長めの運動も良いでしょう。
「一度に運動できる量」で考えると、長めの運動にかなりのスタミナを必要とするランニングと比べて、サイクリングはしっかりカロリーを消費できるので、ダイエットにもおすすめ。子どもと一緒に自転車に乗るママ・パパにとっても嬉しい効果がありますね。
②睡眠の質が向上する
自転車での運動で疲労が溜まると、からだを休ませようと「副交感神経」の働きが優位になります。すると血圧や心拍数が下がってからだがリラックスした状態になり、自然と眠りにつきやすくなる効果が期待できるのです。
「最近子どもの寝つきの悪さが気になる」という場合は、自転車での運動を子どもの遊びに取り入れてみるとよいかもしれません。
③景色を楽しめる
運動に対して、みなさんがもつイメージはさまざまですよね。「頑張ってからだを動かすもの」「楽しめないもの」と思う方も多いかもしれません。
しかし自転車での運動は、大きな負担をかけずに心地よくからだを動かせるだけでなく、さらにウォーキングやジョギングでは得られないスピード感のなかで風を感じながら、景色も楽しめます。リラックスやストレス解消の効果が期待できる点も、自転車のもつ魅力のひとつです。
子どもの頃から自転車にのる習慣をつける4つのメリット
自転車での運動は、吸収力が高くからだも成長段階にある子どもの頃から習慣づけておくことがおすすめです。ここからは、子どもの頃から自転車にのる習慣をつけることで得られる、4つのメリットをチェックしていきましょう。
①コーディネーション能力を養える
さまざまなスポーツの基礎になり得る力として、最近注目されている「コーディネーション能力」。これは次の7つで構成されます。
- からだを動かすタイミングを上手につかむ「リズム能力」
- からだのバランスを保つ「バランス能力」
- その場の状況の変化にあわせて、動きを切り替える「変換能力」
- 合図に対してすばやく的確に反応・対応する「反応能力」
- からだ全体をスムーズに動かす「連結能力」
- 動いているものと自分との位置関係を捉える「定位能力」
- 視覚や手足と連動させて用具を上手に扱う「識別能力」
この7つの能力は、脳から発される「からだを動かす指示」をもとに、上手に自分のからだを動かす力を指します。
状況を目で見て判断しながら、こぐ力を加減してスピードを調節したりハンドルを操作したりと、複数の動作を同時におこなう自転車は、コーディネーション能力を高める効果があるといえるのです。
このコーディネーション能力が伸びる時期は、プレゴールデンエイジ(5〜8歳頃)、ゴールデンエイジ(9〜12歳頃)、ポストゴールデンエイジ(13〜15歳頃)と呼ばれ、この時期の運動の経験が子どもの運動能力を左右するとも言われています。小学校に上がる前の時期を目安に、自転車の練習を始めてみるとよいでしょう。
②体幹を鍛えられる
体幹とは、頭と手足をのぞく胴体部分のこと。自転車での運動には、ペダルをこぐのに脚だけでなく背中の筋肉もつかわれるほか、正しい姿勢を保とうとすることで腹筋にもアプローチできるなど、体幹を鍛える効果があります。
体幹を鍛えることは「からだを安定させる」ことにつながり、姿勢の悪さから生まれる不調や、バランスを崩してのケガが防ぎやすくなるなど、運動だけでなく日常生活においてもメリットがあります。小さいうちから、自転車で楽しく運動を続けて体幹を鍛えておくのがおすすめです。
③恐怖心に打ち勝ち、成功体験を得られる
初めて自転車にのってみたりキックバイクから自転車にステップアップしたりすることに、多くの子どもは恐怖を感じます。しかしパパ・ママといっしょに練習に取り組み続けることで、恐怖心に打ち勝って「ペダルをこぐ」「補助輪を外してのる」「長い距離をひとりでのる」とひとつずつ成功体験を得ることができるでしょう。
怖い気持ちを克服して成功体験をたくさん得られた子どもは、自信がついてさらに次の挑戦をしやすくなります。からだの成長だけでなくこころの成長につながる点も、自転車での運動を早めに始めておくことのメリットといえますね。
④脳を鍛えられる
「どちらにハンドルを切れば進みたい方に曲がれるのか」考えたり、前方の信号を見てスピードをゆるめたり、また細い道を通るときに慎重にまっすぐ運転したり……自転車の運転には、からだだけでなく脳もたくさんつかわれる点にも注目しておきましょう。
自転車での運動は、運動能力を高めると同時に脳の運動にもなり、学力が向上するという報告もあります。「運動能力」と「学力」には相関関係があるからこそ、脳を鍛えるためにも小さいうちから自転車の運動を習慣にしておくのがおすすめです。(報告元:「カリフォルニア州の体力と学力の相関関係」)
安心安全にこだわったアイデスの自転車で、子どもの成長に寄り添おう
子どもが自転車にのるメリットはたくさんありますが、「子どもに自転車を楽しんでもらいたい」「練習を始めたい」と思ったとき、もっとも気になるのは安全面ではないでしょうか。とくにはじめての挑戦になる子ども用の自転車は、安心安全にのれるものをしっかりと選びたいものです。
安心安全の運動遊具で子どもの成長に90年間寄り添ってきたアイデスでは、「本当に子どもの可能性を引き出し、成長へと導くことができる“根拠”のある商品開発」を徹底しています。自転車のもつ運動効果を正しく得られるのはもちろん、子どもにあわせたサイズ展開や動かしやすい機能つきの自転車、適正な乗車姿勢をとれるハンドル位置など、より子どもが自転車を楽しめる安全設計にもこだわりました。
また、子どもの「やる気」をさそうポップでおしゃれなデザイン・見た目にも注目です。好きなキャラクターやお気に入りの色をつかった自転車なら、毎日のりたくなりますよね。さらに自転車だけでなく、ヘルメットなど安全にのれるアクセサリーも充実しています。
アイデスの自転車が気になるという方は、下のボタンをクリックしてチェックしてみてくださいね。
まとめ
自転車のもつ運動効果には「からだへの負担が比較的少ない」「睡眠の質が向上する」「景色を楽しめる」の3つが挙げられます。さらに子どもの頃から自転車にのる習慣を身につけておくと、「コーディネーション能力を養える」「体幹を鍛えられる」「成功体験を得られる」そして「脳を鍛えられる」という4つのメリットがあります。
「自転車はなんとなく子どもによさそう」と思う方も多いかもしれませんが、具体的に見てみるとその効果は予想以上のもの。ぜひ子どもの自転車の練習を始めてみてはいかがでしょうか。
アイデスの自転車は、子供の成長・安心安全に対するこだわりがたくさん。子どもにとってよりよい自転車運動を体験させてあげたいという方は、アイデスの自転車を一度チェックしてくださいね。
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