「家の近くは自動車の交通量が多くて危ない」「徒歩や電車での移動が多く、自転車がなくても困らない」といった理由から、自転車を持っていないという方もいるのではないでしょうか？

最近では、自転車を店舗で借りておなじ店舗に返却する「レンタサイクル」のほかに、駐輪場で借りてちがう駐輪場でも返却できる「シェアサイクル」というサービスもあります。この記事では、2つを比較してご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

レンタサイクルとシェアサイクルとは

どちらも自転車を借りられるサービスですが、大きく特徴・つかい方が異なります。まずは2つのサービスの特徴をご紹介します。

借りたところへ返す「レンタサイクル」

レンタサイクルとは、窓口のある店舗で自転車を貸出利用できるサービスです。受付時間内に手続きをした店舗とおなじところで返却手続きをおこないます。店舗の場所は、主に駅、観光地、サイクリングロードのある公園周辺で、自転車のインチサイズや種類が比較的豊富です。

受付時間中はスタッフがいるため、気軽に周辺ルートやスポットなどについてたずねることができるのもメリットです。

アプリで借りて別の場所へ返せる「シェアサイクル」

シェアサイクルとは、運営会社が街中のいろんな場所に「サイクルポート」と呼ばれる自転車置き場を設置しており、利用登録したユーザー同士で自転車をシェアできるサービスです。借りたポートと別のポートに返すこともできます。利用するためにはアプリへの登録が必要で、受付・返却はアプリを通しておこなうため、24時間利用が可能です。

スタッフがいないため、つかい慣れないうちは戸惑うかもしれません。しかし、慣れると手続きを非常に手早く済ませられる点が、忙しいママへの大きなメリットになります。

レンタサイクルは、貸出手続きを窓口でおこないます。1日貸出が中心ですので、借りた日に比較的長い時間利用するのに向いています。

それに対してシェアサイクルは、アプリで登録したあとは、手続きがかんたんで気軽に借りられます。短時間での料金設定であり、別のポートに返却もできるので、買い物などでのこまめな移動手段として利用するのに向いたサービスです。

いろんな種類から選べる！子どもとサイクリングを楽しめるレンタサイクル

駅周辺などにあるレンタサイクルは大人用自転車がほとんどで、12才以上からの利用になります。しかし、サイクリングロードが近くにある公園などでは子ども用自転車も貸出をおこなっているレンタサイクルが多く、比較的安い料金で、豊富なインチサイズの中から選べます。

こちらでは、「たまには子どもとサイクリングを楽しみたいな」と思ったときに利用できるおすすめレンタサイクルスポット3つをご紹介します。

葛飾区レンタサイクルセンターと水元公園

葛飾区レンタサイクルセンターの近くには江戸川サイクリングロードが走っており、季節の流れを感じることができるサイクリング人気スポット。とくに江戸川サイクリングロードのそばにある水元公園の桜のアーチは、親子で春を満喫できると評判です。

レンタサイクルセンターのほかに水元公園でも自転車をレンタルできますが、小さいお子様をお連れの場合は水元公園のほうが子ども用自転車の種類が豊富のため、おすすめです。

代々木公園

園内は緑があふれ、水回廊や高さ30mにもなる噴水が設置されており、『水と緑の公園』として親しまれています。鳥が好む実をつける木が保護柵の奥に植えられており、園内では野鳥の声を聴くことができます。サイクリングコースは3種類、アップダウンが少なく、小さなお子様の練習に最適なコースもあります。

代々木公園でレンタルできる自転車は大人用、子ども用のほかにタンデムがあります。とくに子ども用自転車は、補助輪つきやペダルなしも借りられるため、補助輪なし自転車にのるための練習もできますよ。

しながわ区民公園

『花とひろばと水と緑の公園』として品川区民に愛される園内には、1周2kmほどのサイクリングコースが用意されています。木々の緑や景色の変わる細めのサイクリングロードでは操縦が難しくなるため、小学生以上向きかもしれません。とはいえ幼児用自転車もレンタルできますので、広場でのって遊ぶこともできますよ。また大型遊具もあるので、小さいお子様が自転車に飽きてしまっても安心です。

子どもと自転車で遊べる公園をもっと知りたい場合はこちらの記事も読んでみてください。

近くに返せて便利！こまめな買い物などに利用できるシェアサイクル

シェアサイクルを利用できる身長は各社145cm以上となっており、チャイルドシート付きの自転車も用意されておりません。そのため、幼児〜小学生のお子様と一緒に自転車を借りることは、現状難しいのです。
しかし、

・子どものみ自転車をお持ちで、パパ・ママが自転車を借りて一緒に買い物に行きたい
・子どもをパートナーに任せて、できるだけ移動時間を手短に買い物を済ませたい

といったケースでは、料金も安く手続きも手早く済むため、とても便利です。こちらでは都内で利用可能なシェアサイクルサービス2社をご紹介します。

ドコモ・バイクシェア

通信サービスでおなじみNTTドコモグループが運営するシェアサイクルです。赤い電動アシスト付き自転車が目印で、東京都以外に市町村とも提携してサービスを展開しています。

スマホの公式アプリで、主な利用エリアや個人情報、クレジットカード情報を登録します。一度登録すれば、Suicaなどの交通系ICカードやおサイフケータイを会員証としてタッチするなど、かんたんな操作で利用できます。

1日パスの購入は、セブン-イレブン、ファミリーマートの端末で可能です。つかい心地を一度試してみることができるのは嬉しいですね。

HELLO CYCLING

ソフトバンクグループの運営するサービスで、ロゴカラーは黄色です。都内はもちろん、全国でもさまざまな自治体・事業者と提携して展開しています。

スマホの公式アプリで、個人情報やクレジットカードなどの決済方法を設定してアカウント登録すれば、利用できます。利用したいポートを探し、アプリで自転車の予約をおこなうことで、借りられます。1アカウントにつき同時に4台まで借りることができるので、家族やグループでの利用にも便利ですね。

まとめ

レンタサイクルやシェアサイクルは、お住まいの地域によって利用できるサービスが異なります。親子でのレジャーや日常のお買い物など、日々の生活のなかでどのようなつかい方をできるかを考え、ぜひ利用してみてください。

シェアサイクルでは、残念ながらまだ子ども用自転車の貸出はありません。「くらしのなかでサイクリングや親子での移動を楽しみたい」という場合には、購入も検討してみてはいかがでしょう。私たちアイデスはお子様の安全を守り、親子で共に成長を楽しめる自転車を販売しています。