
子どもにとって自転車は、自分の力で遠くまで行けるようになるはじめてののりものです。また足腰を鍛えたりバランス感覚を培ったりと、子どものからだを成長させてくれるのりものでもあります。
子どもが自転車にのれるようになったら、行動範囲が広がるだけでなく健やかな成長にもつながります。
でも、せっかく買うなら自転車選びで失敗はしたくないですよね。子どもに自転車を買ってあげたくても何に気をつけて買えばいいのか、買ったあとどうすればいいのかで悩んでしまうかもしれません。
この記事では、子どもが自転車にのれるまでの、自転車の種類や選び方、練習方法まで徹底解説します。
目次
子どもの自転車デビューはからだの発達にあわせて3つの種類から選ぼう

子どもとひと口に言っても、2才児から7才児まででからだの大きさや運動能力に大きな違いがあります。いくらよい自転車を買ってあげても、子どものからだに合わない自転車だとのりこなせません。自転車デビューする時期や子どもの発達段階に合わせた自転車選びをしましょう。
キックバイク(2才頃におすすめ)
キックバイクはペダルがついておらず、地面を蹴って進む自転車です。そのため、ペダルをこぐ力が十分でない2才からでも無理なくのれます。バランス感覚が身につくため、自転車に早くのれるようになると言われています。
補助輪つき自転車(3才〜4才)
脚力がついてくる3才〜4才のタイミングでは、補助輪つき自転車がおすすめです。補助輪がついているためバランスが崩れにくく、ペダルをこぐ練習ができます。自転車の後ろに親が押すための押し棒がついているタイプもあるため、自転車に慣れていない子どもがのるときも安心して使えます。
補助輪なし自転車(5才〜6才)
キックバイクや三輪車にのって足が地面にぺたりと届くようであれば、補助輪なし自転車に挑戦してみましょう。
怖がらないようにパパ・ママがサポートしてあげればあっという間にのれる子もいます。目安としては5才~6才ごろからのりはじめるのがよいでしょう。
慣れないうちは転んでしまうこともあるかもしれませんが、慣れればペダルもスムーズにこげるようになります。また補助輪つきの自転車に比べハンドル操作の自由も効き、自転車自体も軽くなるメリットがあります。
自転車の種類についてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事も読んでもてください。
子ども用自転車を選ぶポイント

子ども用の自転車を選ぶ際に気をつけたいポイントがあります。選び方を間違えてしまったら、どんなによい自転車でもケガや事故につながってしまいます。
ポイント①子どもの股下に合わせたサイズを選ぶ
子どもの股下に合ったサイズの自転車を選びましょう。具体的にはフレームサイズ、クランク長(ペダルまでの距離)、ハンドルまでの距離を、股下の長さに合わせます。
キックバイクならばとくに足がしっかりついて地面を蹴れるサイズを選びましょう。
ポイント②安全性を確認する
子どもに合ったサイズ選びも安全性につながりますが、そのほかにも以下4つのポイントも見るようにしてください。
・フレームの強度は十分か
・子どもの握力で確実に適切なブレーキ操作ができるか
・チェーンやギア部分がケースで覆われているか
・ハンドルやサドルなど直接からだが触れる部品またはその周辺に、尖った部分がないか
ポイント③どんな装備が付いているか確認する
自転車にどんな装備がついているかも自転車選びで大切なポイントです。
まず
・自転車用のライト・反射板
・カゴ
この2つを確認しましょう。暗い時間帯に自転車にのる可能性がある場合、自転車用ライトや反射板は必須です。
小学生用に買うならば、腕力がついて、カゴに荷物をすこし入れてもハンドルが振り回されるずに安定して走れるため、便利なカゴつきにしてもよいかもしれません。自転車から目を離すことも多くなるため、盗難防止に鍵は必須でつけましょう。
ポイント④子どもがのりたいと言ってくれるデザインを探す
せっかく買った自転車も、子どもにのってもらえなければ意味がありませんよね。子どもが好きなデザインや色の自転車なら自分から進んでのろうとしてくれます。自転車にのる時間が増えれば上達もより早くなりますね。
アイデスの自転車は見た目と機能性の2つの側面で子どもが自主的にのりたいと思ってくれる自転車づくりにこだわっています。
たとえば、見た目の装飾の部分では子どもが大好きなキャラクターの描かれた装備で、そのキャラクターと子どもがあたかも一緒にいるかのような世界観を生み出し、「一緒にお出かけしよう」という子どもの好奇心をくすぐります。またアイデスの自転車は、人体測定値や子どもの動きの特性などを考慮して、子どもの体力や成長段階にあわせて適切なサポートができるオリジナル機能の設計を取り入れています。
自転車の選び方についてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
子どもに適した自転車のサイズを知ろう

子どもが安全に自転車にのるためには、からだの成長に合った自転車を選ぶことが大切です。まずは子どもに適した自転車のサイズはどれになるのかを確認しましょう。
子どもの成長にあわせてサイズを変えていく
子どもの成長にあわせて自転車のサイズも変えていきましょう。子どもに合ったサイズの自転車を選ばないと、ペダルがこぎづらかったりケガにつながったりしてしまいます。
操作性や安全性を考えるとピッタリのサイズを選ぶのがベストですが、何度も自転車を買い替えると無駄な出費になってしまいます。ひとつの目安ですが2サイズずつアップしていくと、無理なく無駄なくからだの成長にあわせて自転車を買い換えられます。
メーカーによって自転車のサイズ感がちがう
サイズ選びで注意したいのが、おなじインチサイズでもメーカーによって実際の大きさが異なることです。またおなじブランドや自転車の種類によってもサイズが変わります。そのためインチサイズの数字は、自転車選びのおおよその目安として見ましょう。
子どもに適したサイズについてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
自転車をのりこなすための3つのステップ

自転車をせっかく買ってあげたのに、子どもがのりこなせずにいたら残念ですよね。まずは自転車をのりこなすための以下3つのステップを順に進めて練習してみましょう。
①バランス感覚をつかもう
自転車にまたがってハンドルを握り、足で地面を蹴って、バランスをとりながら前方に進む練習をします。慣れてきたらハンドルを切って曲がったり、ブレーキを握って停まったりする練習に進みましょう。
②ペダルをこぐ練習をしよう
バランス感覚が身についたら、ペダルをこぎながら自転車にのってみましょう。ペダルをこぐ動作は日常生活ではなかなかありません。ペダルの重みもあって、なかなかこげないかもしれませんね。とくにペダルのこぎだしは、慣れないとバランスを崩しやすいところです。
おすすめの練習場所はゆるい傾斜があるところです。傾斜がある高いところから自転車にのって下れば、自然にスピードが出るためバランスがとりやすくなります。まずはペダルを使わずに練習して、慣れてきたら、傾斜で勢いがついた自転車にペダルをのせてそのままこぎます。
③公道で走れるように、操作力をつけよう
バランス感覚が身についてペダルもうまくこげるようになったら、実際に公道を走る練習をしましょう。公道を走るためには、ハンドルをスムーズに操作して曲がれること、危険に応じてブレーキをかけて速度を調整できることが必要です。操作性だけでなく、公道を走るために必要な交通ルールも子どもに教えていきましょう。
また道路交通法が改正され、「児童を保護する責任がある者は児童又は用事を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」という決まりができました。とくに13才未満の子どもが自転車にのるときは、ヘルメット着用が義務化されました。
自転車の操作力だけでなく、交通マナーとヘルメットの着用も忘れないようにしましょう。
自転車の練習方法についてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
まとめ
自転車にのる際には常にヘルメットをかぶり、大人がそばについて安全を確保するようにしましょう。
アイデスは、子どもの成長過程を考え、楽しく新しい経験をもたらしてくれる自転車をつくることにこだわっています。ぜひアイデスの自転車を見て触って試乗してみてくださいね。
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